始めまして、上里グライダークラブの岩田会長よりの依頼でBlasterを組み立てた加納です。
また、機体提供ありがとうございます。
以下、コメントを書きましたので、貴社の助けとなれば使ってください。
1. Blasterの印象
Blasterの第一印象は上半角が大きい機体とのことで、SAL投げ時に巻き込みが起こるとの心配があり
ました。これは、今まで自作で組み立てたバルサ製DLG(Disk Launch Glider)の結果と何人かのBlasterの投げを見た結果からです。そんな印象を持っている状態で、上里グライダークラブの岩田会長よりの依頼でBlasterを組み立てることとなりました。
2. 組立易さとLaunching特性
組み立ててみたところ、今まで組み立てた機体のなかで一番作りやすかったとことです。 他の機体と
の組み立てやすさの順は Blaster > Gladiator2 > Radina DLGとなります。翼と尾翼の取り付けナットが最初から組み込んであることが一番の理由です。 しかしながら、作りやすさからBlasterはSAL(Side Arm Launching)の初心者に向いているように見えますが、初心者にとってLaunchingの難しさがあります。 それは、SALは飛ぶと思って最初から思い切ってぶん回す人が初心者に多く見られることです。これにより上半角が大きい機体の影響をまともに受け、結果、巻き込みにあうことになります。ただし、これを我慢して、スローの投げから始めることができればBlasterでSALを初めてもよいかもしれません。(Launchingを教えてくれる人がいるとの前提です)
3. 組立
組み立てる前に、仲間からLaunching時に、エルロンにフラッターが発生するとの情報を受けていました。ただし、私の経験上フラッターが起きるのは機体の問題でなく投げにあるとみていましたので、ホーンの位置を後退させる(若干、ヒンジラインより後退させる)だけで、あとは最近のRadina DLGで組み込んでいるOK製S1108を4個を胴体に内臓する方法をとりました。 結果、このサーボのおかげで狭い胴体に、シンプルに搭載できたわけです。それと、フライングテール位置ですが、テールが重たくならないようにできる限り前側に取り付けることにしました。また、ペグですが、今回は翼端が薄いためTペグは使用せず、通常の取り付け方を行ないました。ただし、取り付け位置はできる限り端に移動しました。また前後の位置ですが私の予想した位置とメーカーの指定の位置が一致しましたので、そのまま採用しました。リンケージについては、付属のカーボンプッシュロッドロッドが付いていましたが、私の好みでシンプルなピアノ線0.6mm(エレベーター・ラダー)0.8mm(エルロン)を使用しました。なお組立の詳細は以下のWebを参照してください。
http://model-sailplane.dialog.jp/braster01.html
4. Launching
先入観念で上半角の大きい翼の場合Launching時に、ある程度巻き込むのではないかと予想していましたが、結果、すなおにまっすぐ上昇していきました。(Launchingを繰り返しても同じ)この要因として、楕円翼のおかげで翼端側の揚力が抑えられていることと前気味のペグの位置により、巻き込みが抑制されたと思われます。結果、Launching時の飛びは合格ですが、これはある程度スムーズに投げられる人の話です。したがって、ある程度SAL投げができている人のステップアップとしてBlasterを導入するのが適切でないかと思われます。一方、浮きについては、AG翼の効果と思われますが非常によいです。とくに、旋回に関してはバンクを付けたときの沈みが小さく小回りがよく効く機体と感じました。
5. 結論
全体で楽しめる機体の一つとして推薦します。
6. フィードバック(改善)
改善してほしこと
(1) 上半角を7度→5度にしてほしい。(初心者でも扱えるようにする)
(2) 尾翼の構造をリブ組→バルサグラス仕上げの単板化
(3) ペグ取り付け部のカーボン補強を左右対称にする。(どちらにも対応できる)
(4) 胴体の断面形状をサーボの搭載しやすい楕円タイプ
(5) 使える付属部品(大型機用部品はいらない)